飲食店の心臓部とも言える厨房設備の中でも、製氷機(業務用)の選定は特に重要です。なぜなら、お店の規模や客席数に対して製氷能力が小さすぎれば、ピークタイムに氷が不足し、売上の機会損失につながります。逆に大きすぎると、導入コストや電気代が無駄になるだけでなく、貴重な厨房スペースを圧迫してしまいます。この記事では、厨房づくりのプロフェッショナルである株式会社Y・U・Sが、お店の規模に合わせた最適な製氷能力の選び方と、おすすめのモデルタイプを分かりやすい早見表形式でご紹介します。
なぜ「製氷能力」が最重要なのか?
業務用製氷機を選ぶ上で最も重要な指標、それが「製氷能力(kg/日)」です。これは、24時間でどれくらいの量の氷を作れるかを示す数値です。夏の暑い日や週末など、最も氷を消費するピーク時を想定し、十分な供給量を確保できる能力を持った機種を選ぶことが、安定した店舗運営の鍵となります。客席数、ドリンクメニューの種類、客層などを総合的に考慮し、少し余裕を持った製氷能力のモデルを選ぶのが失敗しないための鉄則です。
【業態別】製氷能力の目安とおすすめモデル早見表
お店の規模や業態によって、必要な氷の量は大きく異なります。以下に、一般的な目安と代表的なモデルタイプをまとめました。
- ~25kg/日クラス(小規模店舗向け)
- 業態目安: カウンター席中心のバー、個人経営のカフェなど(~30席)
- 特徴: 省スペースなアンダーカウンター型が主流。卓上型もあります。
- こんなお店に: 開店したばかりで初期投資を抑えたい、設置スペースが限られている。
- 35kg~65kg/日クラス(中規模店舗向け)
- 業態目安: 一般的なレストラン、居酒屋、食堂など(30~70席)
- 特徴: 最も需要が多く、機種のバリエーションが豊富な価格帯。汎用性の高いキューブアイスタイプが人気です。
- こんなお店に: 幅広いドリンクメニューに対応したい、安定した供給量を確保したい。
- 75kg/日~クラス(大規模店舗・高需要向け)
- 業態目安: 大規模レストラン、ホテル、社員食堂、チェーン店など(70席~)
- 特徴: 高い製氷能力と耐久性を誇ります。複数台設置やスタックオンタイプも選択肢に入ります。
- こんなお店に: 大人数のお客様に一度に対応する必要がある、氷の使用量が非常に多い。
設置・保守まで見据えたプロの選び方
最適なモデルが見つかっても、製氷機(業務用)選びはそこで終わりではありません。機器の性能を最大限に引き出し、長く安全に使うためには、厨房全体の動線や排熱を考慮した「適切な設置」と「定期的な保守」が不可欠です。
株式会社Y・U・Sでは、単に機器を販売するだけではありません。お客様の厨房環境を拝見し、業務用冷蔵庫や冷凍・冷蔵庫(業務用)、業務用食洗器など他の機器との連携も考えた最適な設置場所をご提案。ホシザキ様などのトップメーカーから認められた高い技術力で施工し、導入後のメンテナンスまでワンストップでサポートいたします。この一貫体制により、高品質なサービスをリーズナブルにご提供できるのが私たちの強みです。
【まとめ】
製氷機(業務用)は、お店の規模に合った「製氷能力」で選ぶのが基本です。そして、その価値を最大化するためには、信頼できるプロのサポートが欠かせません。機種選定から設置、アフターフォローまで、厨房のことなら何でも株式会社Y・U・Sにご相談ください。お客様にとって最高の厨房づくりを、誠心誠意お手伝いいたします。