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業務用食洗器のすすぎ温度が上がらない時の確認ポイント

2026.05.16(Sat)

スタッフブログ

飲食店をはじめとする厨房業務において、洗い物の効率を大きく左右するのが業務用食洗器の存在です。手洗いとは比較にならないスピードと高温による殺菌効果で、日々の営業を裏から支える重要な役割を担っています。しかし、激しい業務の中で突然「すすぎの温度が上がらない」というトラブルに直面したことはありませんか。業務用食洗器のすすぎ温度が低いと、頑固な油汚れが十分に落ちないばかりか、食器の乾燥が遅れ、水垢が残りやすくなります。さらに深刻なのは衛生面でのリスクです。食中毒を防ぐための高い殺菌効果は、適切な高温すすぎがあってこそ発揮されます。忙しいランチタイムやディナータイムのピーク時にこのようなトラブルが起きると、洗い物が滞り、料理の提供スピードにも悪影響を及ぼし、店舗運営に大きな支障をきたしかねません。本記事では、業務用食洗器のすすぎ温度が上がらない時に、現場ですぐに確認すべきポイントや考えられる原因について、専門的な視点から詳しく解説します。

業務用食洗器の仕組みと適正温度について 

具体的な原因を探る前に、まずは業務用食洗器がどのようにお湯を利用しているのかを簡単におさらいしておきましょう。一般的に、業務用食洗器は外部の給湯器(ボイラー)から供給されたお湯(約60度前後)を、機器内部に搭載されたヒーター(ブースター)でさらに加熱し、80度から90度近い高温にしてすすぎ工程に使用します。この「外部からの給湯」と「内部での加熱」の2段階のプロセスが正常に機能して初めて、適正なすすぎ温度が保たれるのです。つまり、温度が上がらない場合は、食洗機本体の異常だけでなく、そこにお湯を送る設備側の異常も視野に入れて原因を切り分けていく必要があります。

すすぎ温度が上がらない主な原因 

では、具体的にどのような原因で温度が上がらなくなるのでしょうか。大きく分けて以下の3つの要因が考えられます。

  1. 給湯器(ボイラー)および給湯設備の不具合 食洗機本体ではなく、お湯を供給している給湯器側に問題があるケースが最も多く見受けられます。給湯器の電源が誤って切られていたり、リモコンの設定温度が何らかの拍子に低く変更されていたりすることがあります。また、給湯器自体が故障してお湯を作れなくなっている場合や、給湯器から食洗機までの配管距離が長く、途中で配管内の温度が下がってしまっているケースも考えられます。特に冬場は配管が冷え切っているため、最初の数回は温度が上がりにくいという現象も起こり得ます。
  2. 食洗機内蔵ヒーターの故障や劣化 給湯器からは適切なお湯が来ているのに温度が上がらない場合、食洗機内部のブースターヒーターや貯湯タンク内のヒーターが故障している可能性が高くなります。長年の使用によるヒーターの経年劣化や断線のほか、水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分(スケール)がヒーターに付着し、熱伝導率が著しく低下して加熱能力が落ちていることもよくあります。定期的なスケール除去を行っていない機器では、このトラブルが頻発します。
  3. 温度センサーや基板の異常 実際の水温を感知するサーモスタットや温度センサーが故障しているケースです。水温が十分に上がっていないにもかかわらず、センサーが「適温に達した」と誤認識してヒーターの加熱を止めてしまったり、逆にコントロールボード(制御基板)自体が故障してヒーターへの通電指示を出せなくなっている場合があります。

現場ですぐにできる確認ポイントと一次対応

業者へ修理を依頼する前に、以下のポイントを順番に確認してみてください。簡単な設定ミスなどであれば、すぐにお客様自身で解決できる場合があります。

・給湯器の状況を確認する まずは厨房内の給湯器リモコンを確認しましょう。電源は入っていますか。設定温度は60度以上などの適切な温度になっているでしょうか。他のシンクの蛇口を開けてみて、しっかりとお湯が継続して出るかどうかも確認してください。もしお湯が出ない場合は、ガス栓が閉まっていないか、ガスメーターで遮断されていないかもチェックが必要です。

・食洗機本体のエラーコードを確認する 最近の厨房機器は、異常を検知すると操作パネルにアルファベットや数字の組み合わせでエラーコードを表示します。エラーコードが点滅している場合は、メーカーの取扱説明書を参照し、異常箇所を特定してください。温度異常やヒーター異常を示すコードであれば、内部故障の可能性が高まります。

・使用頻度やブレーカーの確認 ピーク時などで連続して洗浄を行いすぎると、ヒーターの加熱が追いつかずに一時的に温度が低下することがあります。少し時間を置いてから再度運転し、温度が上がるか確認してください。また、過電流によって食洗機本体や給湯器のブレーカーが落ちていることもありますので、分電盤も確認しましょう。

厨房機器全体のトラブルを防ぐ日常点検の重要性 

今回取り上げた食洗機に限らず、厨房内には店舗運営の命綱となる重要な設備が多数存在します。例えば、食材の鮮度を維持し品質を守るための業務用冷蔵庫や、冷たいドリンクの提供に不可欠な製氷機 業務用などです。これらの機器が突然ストップしてしまうと、営業そのものが困難になる危険性があります。

特に、肉や魚、冷凍食品の大量保管を担う冷凍 冷蔵庫 業務 用の機器においては、コンデンサーフィルターの目詰まりや扉のパッキンの劣化が、冷却能力の低下や消費電力の増加に直結します。食洗機の点検と合わせて、他の厨房機器も定期的に清掃・チェックする習慣をつけることが非常に大切です。機器の異常サイン(異音、温度異常、水漏れなど)にいち早く気づき、早期に対処することが、結果的に修理コストを抑え、機器の寿命を延ばす最大の秘訣となります。日頃から設備全体に目を配ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

トラブル解決と厨房づくりは株式会社Y・U・Sへ 

ご自身で確認ポイントをチェックしても温度が上がらない場合や、内部の部品故障が疑われる場合は、無理に分解などを行わず、速やかに専門業者にご相談ください。

この記事を執筆している株式会社Y・U・Sは、冷蔵機器や熱機器から水道設備、電気設備、空調設備まで、厨房づくりの全工程を各領域の専門スタッフが担当します。販売から設置・保守まで自社でワンストップ対応。中間コストを省くことでリーズナブルな価格帯でサービスを提供できることが大きな強みです。

施工の仕上がりはメーカーでのご購入と同程度の高水準を維持しており、ホシザキ様や大和冷機工業様といった業界トップからも継続的に依頼をいただいています。保守においても、メーカーと提携し、安心して長期間ご利用いただけるサービスをご用意しています。

信頼性・品質・コストパフォーマンス。すべてを満たす最適なパートナーであり続けるために、これからも目の前のお客様に誠心誠意向き合い続けてまいります。厨房設備に関するお悩みがあれば、ぜひお気軽にお声がけください。

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