スチームコンベクションオーブン(スチコン)は、焼く・蒸す・煮る・低温調理までを1台でこなす、いまや飲食店の厨房に欠かせない機器です。ただ、決して安い買い物ではないため、「どのサイズを選べばいいのか」「ガスと電気はどちらがいいのか」と迷われるオーナー様は少なくありません。導入してから「うちの店には合わなかった」と後悔しないためには、選ぶ順番と確認すべきポイントを押さえておくことが大切です。この記事では、スチコン選びで失敗しないための決め方のポイントを、厨房設備の専門会社である株式会社Y・U・Sが解説します。
目次
サイズは「ピーク時の調理量」から逆算する
スチコンのサイズは、ホテルパン(専用の調理容器)が何枚入るかで表されます。カウンター上に置ける卓上型の6段前後のクラスから、床置きの10段・20段クラスまでさまざまです。
選定の基準は、平均的な調理量ではなく「ピーク時にどれだけ一度に調理する必要があるか」です。ランチのピークに主菜を何食分仕上げるのか、宴会や仕出しの予定はあるのかを具体的に洗い出しましょう。小さすぎると回転が追いつかず、大きすぎると本体価格・光熱費・設置スペースが無駄になります。将来のメニュー拡大を見込むなら、現状より1クラス上を検討する価値もあります。
本体価格はサイズと機能によって幅があり、卓上型で数十万円台から、床置きの大型では数百万円になることもあります。だからこそ「なんとなく大きめ」ではなく、根拠のあるサイズ選びが重要です。
ガス式と電気式、どちらを選ぶか
スチコンにはガス式と電気式があります。ガス式は火力の立ち上がりが早く、ガス契約がすでにある厨房では光熱費を抑えやすい傾向があります。一方の電気式は排気の制約が比較的少なく、設置場所の自由度が高いのが特長です。
どちらが有利かは、店舗の電源容量・ガス設備・排気環境によって変わります。とくに電気式は三相200Vの電源が必要な機種が多く、電源容量が足りない場合は電気工事が必要です。方式を先に決め打ちせず、機種選びと設置環境の確認をセットで進めることが失敗を防ぐポイントです。
操作性とメニュー登録機能を確認する
最近のスチコンは、調理モードや温度・時間をレシピとして登録し、ボタン1つで呼び出せる機種が主流です。この機能を活かせば、経験の浅いスタッフでも同じ品質で調理を再現でき、人手不足対策や多店舗展開時の味の統一にも役立ちます。
ただし、操作画面の使い勝手はメーカーごとに個性があります。実際に触ってみて、現場のスタッフが直感的に使えそうかを確認しておくと安心です。ショールームやデモ機で試せる機会があれば、ぜひ活用しましょう。
あわせて、自動洗浄機能の有無も確認したいポイントです。スチコンは庫内に油汚れが溜まりやすく、閉店後の清掃が現場の負担になりがちです。自動洗浄付きの機種なら日々の手入れの手間を大きく減らせます。
設置条件と付帯工事を忘れずに
スチコンの導入では、本体のほかに給水・排水工事が必要です。蒸気を使う機器のため、水質によっては軟水器の設置が推奨されることもあります。ガス式なら排気フードとの位置関係、電気式なら電源工事と、付帯工事の内容によって総額は変わってきます。
また、熱と蒸気を出す機器なので、周囲の機器との間隔や放熱スペースの確保も必要です。カタログの寸法だけで判断せず、現地調査のうえで設置計画を立てることをおすすめします。
保守・サポート体制まで含めて選ぶ
スチコンは調理の中心を担う機器だけに、故障すると営業への影響が大きくなります。だからこそ、購入先の保守体制まで含めて選ぶことが大切です。定期的な清掃・メンテナンスの方法を導入時に教えてもらえるか、トラブル時にすぐ相談できる窓口があるか、メーカーの保守と連携しているかを確認しましょう。価格の安さだけで購入先を選ぶと、いざというときに困ることになりかねません。
また、導入直後の「使いこなし」も見落とせません。せっかく多機能な機種を入れても、結局オーブン機能しか使っていないという店舗は意外と多いものです。基本レシピの登録や使い方のレクチャーまでサポートしてくれる購入先なら、投資を回収しやすくなります。
埼玉・東京でスチコンの導入なら株式会社Y・U・Sへ
株式会社Y・U・Sは、冷蔵機器・熱機器から水道・電気・空調設備まで、厨房づくりの全工程を各領域の専門スタッフが担当します。スチコンの機種選定はもちろん、給排水・電気・ガスの付帯工事まで自社でワンストップ対応。ホシザキ様など業界トップメーカーと継続的なお取り引きがあり、保守もメーカーと提携しているため、導入後も長く安心してお使いいただけます。
まとめ
スチコン選びの要点は、①ピーク時の調理量からサイズを逆算する、②ガス式・電気式を設置環境とあわせて検討する、③操作性を実機で確かめる、④付帯工事まで含めた総額で比較する、⑤保守体制を確認する、の5つです。高額な機器だからこそ、カタログだけで決めず、現地の条件を確認したうえで選びましょう。埼玉・東京でスチコンの導入をご検討の飲食店様は、現地調査から総額でご提案する株式会社Y・U・Sにお気軽にご相談ください。