飲食店や食品販売店の運営において、食材の品質管理を担う「業務用冷蔵庫」はまさに店舗の心臓部です。しかし、日々の業務の中で「もう少し冷凍スペースがあれば」「毎月の電気代を安くしたい」といった悩みをお持ちのオーナー様も多いのではないでしょうか。
株式会社Y・U・Sでは、関東エリア(東京都・埼玉県)にお住まいの192名を対象に、業務用冷凍・冷蔵庫一体型の利用実態に関する独自アンケートを実施しました。その結果見えてきた、現場のリアルな課題と、失敗しない機器選びのポイントを、厨房設備のプロの視点から解説します。
目次
アンケートで判明!冷凍・冷蔵庫一体型(業務用)の普及率とリアルな利用実態
今回、東京都(69.8%)と埼玉県(30.2%)に居住する192名を対象に調査を行ったところ、業務用の冷凍・冷蔵庫一体型を「利用している」と回答したのは全体の38.5%(74名)でした。「利用していない」との回答が52.1%と過半数を占めたものの、約4割の現場で一体型の機器が稼働している実態が明らかになりました。
一体型は省スペースで冷凍・冷蔵の両機能を使えるため、限られた厨房スペースを有効活用したい飲食店などで重宝されています。しかし、設置環境や業態によっては、その利便性が十分に活かされていないケースも見受けられます。利用者の声を深掘りすると、導入後に初めて気づく「想定外の使いにくさ」や、日々の運用における切実な悩みが見えてきました。次の章からは、実際の利用者が抱えている具体的な不満点についてデータを元に紐解いていきます。
「冷凍室が足りない」「電気代が高い」が2大課題!現場が抱える不満ワースト3
現在、業務用冷凍・冷蔵庫一体型を利用している74名の方に「課題と感じている点」を聞いたところ、最も多くの票を集めたのは「電気代(ランニングコスト)」で、全体の31.1%(23名)が不満を抱えていることが分かりました。24時間365日稼働し続ける業務用冷蔵庫は、昨今の電気料金高騰の影響をダイレクトに受けており、経営を圧迫する大きな要因となっています。
次いで多かったのが「容量不足(冷凍室)」で23.0%(17名)、僅差で「容量不足(冷蔵室)」が21.6%(16名)となりました。また、「霜取り作業の頻度・手間」を挙げた方も20.3%(15名)に上ります。特に冷凍食品の活用が増えている昨今の飲食業界において、冷凍スペースの不足は深刻です。導入時の想定よりも在庫が増え、パンク寸前で運用している店舗が少なくないことが、データから浮き彫りになりました。
冷蔵・冷凍の黄金比率は?業種で異なる理想の容量バランスをデータから分析
「理想的な冷蔵:冷凍の容量配分」についての調査結果(n=74)は、現場のニーズの多様性を如実に示しています。最も支持を集めたのは「冷蔵60%:冷凍40%」のバランスで24.3%(18名)。次いで「冷蔵70%:冷凍30%(冷蔵メイン)」と「冷蔵50%:冷凍50%(均等)」がそれぞれ16.2%(12名)で並びました。
一般的に冷蔵室の使用頻度が高いものの、前述の通り冷凍需要の高まりにより、従来の「冷蔵重視」のスペックでは対応しきれないケースが増えています。注目すべきは「可変式で調整できるタイプ」を希望する声が12.2%(9名)あったことです。季節メニューや仕入れ状況によって在庫バランスが変わる業種では、固定された容量配分がネックになっています。これから導入を検討される方は、自店のメニュー構成と将来的な変化を見据え、慎重に「黄金比率」を見極める必要があります。
買い替えで重視すべきは「省エネ」と「耐久性」!失敗しない業務用冷蔵庫の選び方
次に機器を購入・買い替える際に「最も重視する機能・スペック」を聞いたところ、やはり「価格・コストパフォーマンス」が21.6%(16名)でトップとなりました。しかし、プロの視点から注目したいのは、それに次ぐ「故障頻度・耐久性(16.2%/12名)」や「省エネ性能(12.2%/9名)」、「大容量化(12.2%/9名)」への意識の高さです。
初期費用(イニシャルコスト)の安さは魅力的ですが、安価な機器は断熱性能が低かったり、部品の耐久性が劣っていたりすることがあります。結果として、毎月の電気代が高くついたり、故障による修理費や食材ロスが発生したりと、運用期間全体の費用(ライフサイクルコスト)が膨らむリスクがあります。特に回答の多かった「電気代」の課題を解決するためには、目先の価格だけでなく、インバーター制御などの省エネ技術が搭載されたモデルを選ぶことが、長期的な利益につながります。
製氷機や業務用食洗器も見直し対象?厨房機器全体のコストダウン戦略
「業務用冷蔵庫」の入れ替えは、実は厨房全体のコスト構造を見直す絶好のチャンスです。冷蔵庫と同様に、24時間通電している「製氷機 業務用」や、大量の湯を使用する「業務用食洗器」も、近年のモデルは飛躍的に省エネ・節水性能が向上しています。
例えば、古い食洗機を最新の節水タイプに入れ替えることで、水道代とガス代を大幅に削減し、その浮いたコストを冷蔵庫のリース代に充てるといった運用も可能です。また、厨房内の排熱を抑える機器選定を行うことで、空調負荷を下げ、店舗全体の電気代を下げる相乗効果も期待できます。単体の機器交換だけで終わらせず、厨房全体を一つのシステムとして捉え、トータルでのコストダウンと作業効率化を計画することをお勧めします。私たちY・U・Sでは、機器単体の提案にとどまらず、水道・電気・空調を含めた全体最適の視点でアドバイスを行っています。
メーカー同等の施工品質を安価に!中間コストを省くワンストップ依頼のメリット
厨房機器の導入において、多くのオーナー様が悩まれるのが「どこに頼むか」です。大手メーカーに直接依頼すれば品質は安心ですが、費用が高額になりがちです。一方、格安のネット通販では、設置やアフターフォローに不安が残ります。
株式会社Y・U・Sは、このジレンマを解消します。私たちの強みは、販売から設置、保守までを自社スタッフで完結させる「完全ワンストップ体制」です。一般的な商流で発生する下請け業者への中間マージンを徹底的に省くことで、メーカー様からのご購入と同等の高水準な施工品質を維持しながら、リーズナブルな価格帯でのサービス提供を実現しました。ホシザキ様や大和冷機工業様といった業界トップメーカーからも継続的に施工依頼をいただいている実績が、その技術力の証です。「安かろう悪かろう」ではなく、「高品質なのに適正価格」な厨房づくりをお約束します。
埼玉・関東エリアの厨房保守ならY・U・Sへ!信頼性とコスパで選ばれる理由
厨房機器は「設置して終わり」ではありません。むしろ、そこからが長いお付き合いの始まりです。特に「冷凍 冷蔵庫(業務用)」や製氷機が故障し、営業停止に追い込まれるリスクは絶対に避けなければなりません。だからこそ、保守契約の内容と業者の対応力が重要になります。
Y・U・Sでは、メーカーと提携した盤石な保守体制をご用意しており、万が一のトラブル時にも迅速に対応可能です。東京都・埼玉県を中心とした関東エリアの飲食店様から、「信頼性・品質・コストパフォーマンス」のすべてを満たすパートナーとして選ばれ続けています。
「今の保守契約が高い気がする」「冷蔵庫の効きが悪くなってきた」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。目の前のお客様一社一社に誠心誠意向き合い、最適な厨房環境をサポートさせていただきます。